
まいける
@bluesky42195
2025年8月17日

読み終わった
本当の自分とは何か。本当の自分を探すためにも本を読もう。そう思っていた。
でも、平野啓一郎さんのこの本を読んだおかげで、違うものの見方ができるようになった。
*一人一人の個人の中には、対人関係ごとに見せる複数の顔がすべて「本当の自分」である。
*人間は、たった一度しかない人生の中で、出来ればいろんな自分を生きたい。
*愛とは、「その人といるときの自分の分人が好き」という状態のこと。
平野さんは、自分の小説を分人の観点から紹介、解説している。これから平野啓一郎さんの小説を読む時の、キーワードになりそうだ。
最終章では、「まったく矛盾するコミュニティに参加することこそは、今日では重要なのだ」と語る。
これが、苦手な人、相入れない考えとの静かな融合につながるかもしれない。
違う視点をくださった平野啓一郎さんに感謝。
