
umi
@hontowatashi
2025年8月17日

汝、星のごとく
凪良ゆう
買った
読み終わった
世の中は平等でも公平でもなくて、生まれ育つ環境や親の存在が大きく影響して自分というものが象られていく。
捨てると選ぶは似ていて、正しさだけで生きられるほど人は単純ではなくて。
多様性を謳うようになっても、結局自分の想像できる範囲のことを自分の信じるように都合よく受け取って、それに理解し納得できなければいとも簡単に糾弾してしまう世の中なんじゃないかなと思う。本当のことなんて当人しか分からないのに表面をちょっと撫でて批判する人が多い中で、自分の信じる道をいきたい道を迷わず進むことはとても難しい。それでも自分に納得できるような人生を歩みたいと感じさせてくれたし、自分の人生は自分のものというわかっていても忘れてしまいがちなことを改めてはっきりと気づかせてくれた。
愛にはいろんな形がある。余韻とともにゆっくり噛み締めたい。
胸が締め付けられてずっしりと重みが残るけれど、この時期に読めてよかった。