
ふるえ
@furu_furu
2025年8月17日

言葉の展望台
三木那由他
読み終わった
昔からなんとなく気になっていた「謝罪」の誠実さに触れられている章があってとても興味深く読む。
「謝罪」は当人たちの間で交わされる(それを聞いていた他者がいればその人たちも含めた)約束であり、その具体性が高ければ誠実といえるのではないか、逆に抽象性が高いものは何を反省しているのかがわからず約束として成り立たないのではないかみたいな話があって、とても頷く。その行為が相手のメリットになる約束になっているかどうか、というところが誠実さの一つの条件なのかもしれない。
とても面白い本だった。読みながら、言葉が古くなっていくというか、手垢がつくような現象も考えてみたいなと思った。


