
はつね
@hatsukiusayo
2025年8月18日

麦本三歩の好きなもの
住野よる
再読中
心に残る一節
お気に入り
麦本三歩は君が好きの章
他のどこよりも深くて、1文字1文字に想いが込められてるように思う。
「三歩には、彼のような人に、言うべきことが、想像できた。しかしそれはきっと三歩が生きてきた中で、こういう場面で言うべきことだと知識として残ったものであって、本当に辛い思いをした友達にかける、自分自身の言葉ではないと思った。」P.143
ここが本当にすごいと思う。
私は人と話す時、きっと広い世界に向けての言葉しか紡げてない。今までのこうすべきを紡いで話してるだけだと思う。それが悪いこととか良いこととかじゃなくって、純粋に相手のためを思って本当に自分は思うことはなにか、それをゆっくりじっくりと選んで話すことが私にはまだ出来てないように思う。私はこの小説を読んで、あぁいいなぁってきっと憧れるから、好きな言葉だなぁって思って私の中に入れようとするから、その先、自分の言葉として紡げるように、目の前にいる人にだけ伝えたい言葉を選べるようにこれから生きていきたいと思った。

