
nogi
@mitsu_read
2025年8月18日

いつもの言葉を哲学する
古田徹也
読んでる
p61
〝語源のみに事柄の本質を見ようとして、言葉の意味の時間的な変化を無視する姿勢――言うなれば「語源原理主義」――は間違っているが、かといって、いま現実に表立っている用法のみに注目することも、一種の視野狭窄に陥っている。言葉の歴史を時間をかけて辿り直すことは、「しあわせ」であれ、あるいは「かわいい」であれ、普段滑らかにテンポよく言葉を使っているときには意識しない、これらの言葉の興味深い奥行きを確かめることになるはずだ。〃

