いつもの言葉を哲学する
56件の記録
-ゞ-@bunkobonsuki2026年8月31日『いつもの言葉を哲学する』は、言葉がどれだけ身近なものか教えてくれる。義務教育では国語や英語、古典といった科目で文法を学ぶけれど、本書では文法から外れた言葉遣いを発見し、肯定する。 本書の中にこんなエピソードがある。 ある時、著者の子どもが「三角いね」と言った。 「丸い」「四角い」と同様に、「三角い」という言い方をしたのである。 これに対して「おかしい」とは言えない。 むしろ、とても筋の通った用法であろう。我々が「三角い」に違和感を覚えるのは、三角の物体に触れる機会が少ないからであり、逆に丸や四角の物体は触れる機会が多いから「〜い」と言えるのだ。 日常でよく使う言葉は略称が定着する。シャーペンをシャープペンシルと言う人は少数派だろう。 接触回数の多少は語彙に大きな影響を及ぼす。 もしも将来三角のデバイスが登場すれば、「三角い」も日常的な語彙として運用されるはずだ。 子どもは言葉を間違えたのではなく、未来を予言していたのかもしれない。

tonchan@tonchan2026年8月15日読み終わった感想@ 大井町 シーシャカフェ&バー "うむむ"( Shisha Cafe & Bar "Umm" )読了。 人に説明するときにうまく言葉を選べず、既存のカタカナ語や熟語などですぐに代用してしまう姿勢を改めようと思った。 本書は特に哲学のことをあまり知らない方でも読めるようになっているし、普段言葉をよくつかう方にオススメしたい。- うめじゃむ@ume_co2026年7月26日読み終わった心に残る一節スマートフォンを手にするようになって数多の言葉に触れる日々に一度立ち止まって「言葉」について知ったほうがいいことが詰まっていました。良書。 ---------- 声の動きは身振りの一種「声振り・言い振り」

kwsk@kawa00182026年5月27日読み終わった古田さんの本は門外漢にも広く開かれているものが多い印象だが、本書はとりわけキャッチー。ウィトゲンシュタインの思考をもとに我々の日常の言葉を対象として哲学のエッセンスが散りばめられている。専門知を含んでいるにも関わらず異様に読みやすいのは、対象が我々の身近なものだからであろう。私たちの生活は言葉と共にある。広く読まれるべき名著。
nogi@mitsu_read2025年8月21日読み終わったこれまでいろんな本を読むなかで、自分の使う言葉が自分を作るから、言葉には気をつけようと思ってきた。(できてるかは別として) この本を読んで改めて、ふだんの言葉にこそ、なにげなく使う言葉にこそ、立ち止まってよくよく見つめる時間が必要だなと思った。 自分にしっくりくる言葉を自分で選んで使うこと、そうすることで、発した言葉に、責任の主体として自分が存在し得るし、言葉にちゃんと説得力が生まれて、相手に届く。それが社会をつくっていく。 最初から最後まで、言葉に対してとても誠実に書かれている本で、すごくよかった。 こないだ買って途中で積んでいる「誤解を招いたとしたら申し訳ない ︎︎政治の言葉/言葉の政治」に通じる部分もあったので、あれをそろそろまた読もうと思った。


nogi@mitsu_read2025年8月18日読んでるp61 〝語源のみに事柄の本質を見ようとして、言葉の意味の時間的な変化を無視する姿勢――言うなれば「語源原理主義」――は間違っているが、かといって、いま現実に表立っている用法のみに注目することも、一種の視野狭窄に陥っている。言葉の歴史を時間をかけて辿り直すことは、「しあわせ」であれ、あるいは「かわいい」であれ、普段滑らかにテンポよく言葉を使っているときには意識しない、これらの言葉の興味深い奥行きを確かめることになるはずだ。〃















































