夏至
@pixied8
2025年8月16日

四維街一号に暮らす五人
三浦裕子,
楊双子
読み終わった
最初は日本小説っぽいキャラ立ち感と自分の気持ちや相手の気持ちが分からないことによる話の展開しなさ(アジア特有?)にちょっとジリジリしたけれど、だんだん引き込まれていった。百合・間借り女子学生寮・台湾料理とすごく日本人ウケしそう。日本のアニメもちょいちょい出てくるし、もはや日本人を読者に想定しているのではと思うが、それだけ日本カルチャーが台湾に浸透しているのか。映画にはちょいちょい出てくるので特定の監督だけかと思ってたけど、そうじゃないのかも。物語の舞台は実在するし、Google Earthでも確認できる。ただし、女子寮はフィクション。本の中に出てくる日本人が書いた台湾料理本も実際にあったものらしい。昭和期の建物が気になるので興味深かった。前作も読んでみたいー。
