夏至
@pixied8
- 2026年10月7日
アリスのような町ネビル・シュート,ネヴィル・シュート,小積光男読んでるメルボルン旅行準備で、この作家の名前を見かけて、その日のうちに借りられるものを借りてきた。内容は知らずに借りて、最初の1ページが全然頭に入ってこなくて、不安になったがそこから先は進むようになって、毎晩少しずつ読み進めてる。2000年頃の本で翻訳が古く感じるところもあるけど、どんな話なのか気になるな。出だしとしては、お金持ちの財産が、家族に恵まれなかったり早くに亡くなったりして、若い女性に相続されることになる。相続を管理している弁護士目線の話。タイトルの意味も今のところよくわからないし。 - 2026年10月2日
月と六ペンスサマセット・モーム,William Somerset Maugham,金原瑞人p.15 「あの戦争が新しい価値観をもたらすと、若者たちはわれわれの知らない神を信仰するようになった。われわれの後からやってきた者たちの進む方向はすでにみえている。彼らは強さと無謀さを自覚して、ノックもせずになだれこみ、われわれの席にすわりこんでしまった。あたりには彼らの叫び声が響きわたっている。」 待って、オデュセイアの話してる?歴史は永遠に繰り返す。 - 2026年9月27日
- 2026年9月20日
月と六ペンスサマセット・モーム,William Somerset Maugham,金原瑞人p.27 「どうして、すてきな女性っていうのはつまらない男と結婚するんでしょうね」 「賢い男が素敵な女と結婚しないからでしょ」 - 2026年9月18日
ホメーロスの オデュッセイア物語 下バーバラ・レオニ・ピカード,高杉一郎オデュセイア、映画の前に読みたかったが、無理だったなぁと思いながら図書館に行ったら、岩波少年文庫に!おかげで映画鑑賞前1週間でほぼ上下巻いけた。ありがとう岩波少年文庫!ありがとう分かりやすくまとめてくれたピカード! かなり前半はシンドバッドの冒険っぽい。どちらも地中海・中東あたりだから根っこは同じか。 オデュッセウス、帰り道に関してはあまり王としての尊厳がない。地元に帰った途端、うちの王はすごいみたいな話を自ら聞き出しており、ちょっとみんな何かを恐れて話盛ってない?と思っちゃった。 本書を読んでも映画の本質は全然違うように見えたので、事前に読んでも大丈夫だと思う。言うて神話みたいなもんだし。 - 2026年9月16日
ホメーロスの オデュッセイア物語 上バーバラ・レオニ・ピカード,高杉一郎 - 2026年9月15日
仕事を好きになる技術北野唯我気になる - 2026年9月13日
ホリー・ガーデン江國香織読み終わった好きな人が多いのがわかるくらい名文が多い小説。江國香織の小説を読んでいると不倫でも良いかも、という錯覚を起こす。中野の最後の決断とそれに抗おうとする果歩が自分の過去の恋愛に重なって、めそめそした。私は歳を重ねたので、いつまでも好かれているなんて、勘違いすることはできない。 - 2026年9月13日
ホリー・ガーデン江國香織読んでるp.112 指先を見ることは、社会的でいるための呪文を唱えるようなものなのだ。大人なんだから大人なんだから大人なんだから。 p.305 果歩は「そんなはずはない」と考えていた。そんなはずはない、きっとどうにかなるはずだ、と。果歩は中野を所有した覚えなどなかった。いったん所有したものは失う危険があるけれど(果歩はそれを、身をもって学んだ)、所有していないものを失うはずがないではないか。 - 2026年9月13日
ホリー・ガーデン江國香織p.107 いちばん美しいのは肉体関係を含んだ友情なのだ、と思う。 おいおい、嘘だろ?いちばん美しいのは肉体関係を期待したり、期待されているという不安感のない男女の友情だろう?と思う。 - 2026年9月9日
- 2026年9月8日
一冊でわかるオーストラリア史永野隆行オーストラリア史を俯瞰する本だからかもしれないけど、オーストラリア史自体があまり面白くない。アメリカの歴史と展開の印象が似ているからかもしれないし、ヨーロッパ人が来るより前の歴史があまりないからかもしれない。そう思うと日本は文字文化のある中華圏がすぐ近くだったこと、島国のため独自の文化があったことなどから、千年も前の文学が受け継がれるなど、世界的に割と稀有な部類の国なのではないかと思う。外国人が日本を面白がるのも理解できる。 日本が始めた太平洋戦争にオーストラリアでも結構な被害があったことと、アメリカよりずっと早くリベラルの反動で白人低所得者の不満が高まって極右が快走してたのが興味深かった。 オーストラリア映画を観よう。歴史映画も観たら良さそう。 - 2026年8月31日
その人殺しは全然ムダで損だらけの手間にすぎない 戦争×ミステリーアンソロジー『このミステリーがすごい!』編集部,『このミステリーがすごい!』編集部読み終わったこれは8月に読まねばならないと思って、ギリギリ8月に読み終わって良かった。毎年夏になると昭和戦後を摂取したくなるんだけど、今年は8月はずっと昭和だった。今作はリアルに戦争を経験してる世代の作家のミステリ。特に小松左京の「招集令状」が怖かったな。戦争が嫌だった人が大勢いた一方で戦争を美化して捉える人が戦前はもちろん戦後もそれなりにいたという恐怖。もちろんそう捉えないと自分の正気を保てない人がいたとも思う。 アンソロジーのタイトルが分かりづらくて良くないなと思ったけど、こちらは安吾のエッセイから持ってこられたものだった。全くもって令和に読んでも色褪せない反戦論。ただ、もし侵略されたら、多少の女も男も被害にはあうだろうが、戦争よりはマシの理論って令和においては余計に通じない気はする。 人に無理強いされたとしたって戦争しませんは世界一の憲法。軍備よりも美しい芸術を創ったり、うまいものを食べたり、便利な生活を考案したりして生活を味わうこと。戦争するよりもずっと豊かでいられる。こちらから仕掛けない、仕掛けられても応じない、侵略されても降参する。一時的な不具合はあるにしても結局は戦争しないことが豊かな生活を維持する方法なのだ。 - 2026年8月26日
太宰治全集(9)太宰治読んでる『斜陽』 想像と違う展開。娘の母親への愛とお金を稼ぐ手段がなく貧困へ向かうところに切なくなって、もっと!母親を大切にしなくては!みたいな気持ちになった。あと好きな男に会いに行ったら、飲み屋でどんちゃん騒ぎをしており、内輪ネタ的に乾杯のカチンと言う音と共に「ギロチン、ギロチン、シュルシュルシュ」って言い合ってるの見るの興醒めすぎる。個人の恋と革命の話であった。 - 2026年8月23日
風の歌を聴け村上春樹読み終わった読み終えたぞ… ついに春樹の短編以外を…と言いつつ、連作短編集みたいな作品だった。 読んでみて、これは英語で読んでみたいと思った。翻訳小説慣れしたから読めるようになったのかもしれない。 彼の作品は舞台が日本でなくても当時の設定でなくても読めるような小説だ。 海外のビーチやバーで読んでも良さそう。 夏にこの小説が読めて良かった。 またチャレンジしたい。 - 2026年8月21日
赤と青とエスキース青山美智子気になる - 2026年8月20日
太宰治全集(9)太宰治読んでる「グッド・バイ」 好男子が一種の豪傑女を連れて愛人(のと別れ)を倒しに行く話。軽くて面白く楽しく読んでいたら、あ!となった。最後に(未完)の文字があり途中で終わっていた。この作品の延長線上に森見登美彦作品がある感じがする。 - 2026年8月16日
アワヨンベは大丈夫伊藤亜和読み終わった以前からTwitterでたまにお見かけしたことはあったけど、この間数年前のジェーン・スーのPodcastを聞いていたら、彼女が激推ししたと知り、エッセイを読んでみた。 他の人とは違う、と思わずにいられない環境で育った彼女の筆致はどこまでも軽く、内容が重くてもするすると読んでしまう。エッセイストというのは自分の生活を少しずつ切り出していくようで、創作活動とはまた別の意味の大変さを感じる。 「ジジ」の中の家族との美しい思い出が将来自分を悲しませると想像して泣いてしまうのはちょっと分かる。お父さんとはいつか仲直りしてほしい、と他人だから言える感想を述べてしまう。 - 2026年8月15日
その人殺しは全然ムダで損だらけの手間にすぎない 戦争×ミステリーアンソロジー『このミステリーがすごい!』編集部,『このミステリーがすごい!』編集部買った読み始めたTwitterで見て、今まさに読みたい題材なので、図書館とかにもあまり入らなそうだし、まんまと買ってしまった。久しぶりにKindleを充電して読み始めた。 - 2026年8月14日
昭和16年夏の敗戦猪瀬直樹読み終わった終戦記念日を前に読み終わった。元はと言えば何も知らずふらりと観た映画『開戦前夜』にひどく心が動いて、エンディングで知った原作も読みたくなった。こちらはフィクションではなくノンフィクションなんだ。映画では研究所周りの人物は仮名というかフィクションキャラクターだったため映画とは一致しなくて、なかなか役職と名前が覚えられない。それでもリアルな内閣の開戦状況と研究員の対比が面白くどんどん読んでしまった。 私は映画にも増してリアルな内閣の方をより興味深く読んだ。東條に対して、世界の悪人に名を連ねるイメージしかなかったが、天皇に忠実に開戦せずに済むように奔走するも、転がった石を止める程の力もなく、泣きながら悔しがるエピソードはかなりイメージと違っていた。とはいえ、元々開戦派なので、始まってしまえば、思ったよりもうまく行った初戦とプライドから戦争を止める選択肢がなくなってしまったのだろうとも思うけれど。 最後の章でまとめられているように、誰かが戦争をやることを決めたというよりも、それぞれの官僚が事務仕事として、求められるものの空気を読み、仕事をこなした結果、淡々と戦争へ突き進んでいったという件が怖かった。今の日本でも大いにありうるだろうと思った。 肝心の総力戦研究所についてはリアル内閣の方ほど情報がないせいもあり、映画のフィクションに比べると物足りなさを感じる。それに映画とは違って割と早い段階から反対派が多く戦争すべきでないという結論が出ていたものの、教官が戦争にならざるを得ないような条件付けをしてシミュレートを進めていたようだ。これだけ的確なシミュレーションできる逸材がいることに希望を見出すことができるとも言えるし、それが正しく決断する集団にいなければ何の意味もないとも言える。 最後の猪瀬さんと石破さんの対談も良かった。石破さん、自民党ないでは全然人気ないけどさ、ちゃんと良い意味でも政治家という感じがする。
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