小切手 "蟹工船・党生活者" 1900年1月1日

蟹工船・党生活者
最近読み終わった。読了まで14年程かかった。読み始めた当時の私には特に党生活者がカロリーが高く、数ページ読んでやめて、数年後に再読、またやめるの繰り返し。この間また読み始めて、これは面白い!となり一気に読み終えた。 この熱量に耐えられる(?)ようになったのは、仕事をするようになって数年経ったからだと思う。働いていない学生の頃と労働者としての現在から考えると、内容への距離感が変わっている。書かれているような劣悪な環境で労働をしているわけでは全くないけれども、身近な労働者の話として読めるようになった。 当時一気に読めなかっただけではあるものの、なんやかんや私の人生とともにある本になった。良かったかも。 あとこのカバーデザインがパキッとしてて好き。
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