
クッミ
@qumi_chan
2025年1月25日

新編 銀河鉄道の夜
宮沢賢治
読んでる
映画「怪物」を観て、もう流石に読まなきゃ…と思って購入。
「銀河鉄道の夜」その他読んで、まだ他の短編も残ってる。
「よだかの星」
そうかー……。と思うと同時に弟が可哀想だよ…になった。
「銀河鉄道の夜」
もう読まなきゃ…てなった。「輪るピングドラム」と「怪物」と「シャーマンキング」がオマージュしてるから。
あ、あのー、タイタニックのとこ辛い…。読みながら泣いてしまった。
私は山椒太夫系の誰かが犠牲になって誰かの幸せが保証される系のお話が悲しくて苦手なんだけど、何度も繰り返されて他の作品に沢山オマージュされる「ほんとうの幸い」と「蠍の炎」は、多分誰かを亡くしてしまった人のための慰めなんだろうなと思った。
カムパネルラのお父さんとお母さんにとって代わりはいない我が子の突然の死なんかもう筆舌に尽くしがたい悲しみと不幸だよ…。
タイタニックのあの人たちやカムパネルラのように亡くなった人を思う時、ほんとうの幸いのために行動してどこかで蠍の炎のように輝いていると思えたら、哀しみも慰められるんだと思う。
喪失なんかしないのが一番だけど、もう命が取り返しがつかない場合…。
哀しくて優しいね。