
本屋lighthouse
@books-lighthouse
2025年8月20日

失われた時を求めて(3)
マルセル・プルースト,
吉川一義
まだ読んでる
「オデットに苦しめられた当時はいつかほかの女に首ったけなのを見せつけてやろうとあれほど願っていたスワンが、いまやこの新たな恋を妻に勘づかれないようたえず細心の注意を払うようになっていた」という描写の直後に「昔はおやつの日には普段より早く私と別れて帰ってゆくジルベルトを悲しく見送ったものだが、今やそのおやつに私も仲間入りできるようになった」という私の微笑ましいエピソードが続く(p.218)。私もそろそろおやつに招待されたい。



