
Sanae
@sanaemizushima
2025年8月20日

眠れない夜に思う、憧れの女たち
ミア・カンキマキ,
末延弘子
読み終わった
間に他の本に目移りして、中断しながらやっと読了。
まだ女性が男性の所有物だった頃。そんな逆境に負けず自分の信念を持って生きた女性たちがいる。
その女性を「夜の女たち」と著者は呼び、彼女たちの残された文献をもとに旅した土地、暮らした街へ赴く。
覇権を巡って男たちはアフリカを目指したが、彼女たちは純粋な好奇心、冒険心を胸に旅をした。
まだ女性が教育が十分に受けられない中、恵まれた父親や夫(その限りではないと思うが)を持つ女性たちは才能を開花させる。
お金に困りながら、家庭との両立も奮闘した様子が数百年前のことながら、ありありと思い浮かべることができる。著者の人間らしい弱音や冗談も共感。
今を生きる女性もやっぱりいろいろある。
だけどまたこれからも頑張ろうって思える一冊だった。



