
ハム
@unia
2025年8月20日

呪文の言語学
角悠介
読み終わった
呪文、ルーマニア、魔女、魔術、詠唱、護符など厨二病をこじらせている身としてはものすごく楽しい時間を過ごせた。
呪文を分析するうえでの前提知識として説明されるルーマニアの魔女について、文化についてが興味をそそられっぱなし。
日本って魔女好きですよね(偏見か?)
ルーマニアの呪文のバリエーションのなんと多いこと。
それらをコーパスとして言語学的なアプローチをしていく試み、最高。
学術書ではないからかなりライトな書き方をしてて、ガチガチな言語学テイストなものもあれば是非読みたいなと思う。
「特殊なテキスト構造が魔力を生産し、ことばに力を持たせて呪文に変える」
ことばが世界を切り取り表現する鍵になって、そこに魔力を感じる仕組みを合わせると。
言語学って実はかなり守備範囲の広い学問でめちゃくちゃおもしろいのに地味な感じで見られがちなのなんでだろう。









