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2025年8月20日

愛しのグレンダ
フリオ・コルタサル,
Julio Cor´azar,
野谷文昭
また読みたい
読んだ
@ 図書館
ここに収録されている短篇「グラフィティ」を、いつもよりだいぶ遠い図書館まで歩いて行って読んだ。思いの外短かったけれど、期待以上に素晴らしかった。夜間外出も禁止された極限的な圧政下の街で「らくがき」をする「あなた」と「わたし」。出会わない二人の「らくがき」を通した言葉を伴わない対話。思いと希望と愛と、命がけの「遊び」が街を取り戻そうとする物語。厳しい現実の中でも、やはりとてもロマンティックなグラフィティの話。それに、誰かを想像し誰かに想像される、そうするしかないという世界の本質的な話。そんな風に読みたいと思った。最後の展開にも痺れた。閉館ギリギリまでに三回読んだ。汗だくになった甲斐があった。



