愛しのグレンダ

6件の記録
DN/HP@DN_HP2025年8月20日また読みたい読んだ@ 図書館ここに収録されている短篇「グラフィティ」を、いつもよりだいぶ遠い図書館まで歩いて行って読んだ。思いの外短かったけれど、期待以上に素晴らしかった。夜間外出も禁止された極限的な圧政下の街で「らくがき」をする「あなた」と「わたし」。出会わない二人の「らくがき」を通した言葉を伴わない対話。思いと希望と愛と、命がけの「遊び」が街を取り戻そうとする物語。厳しい現実の中でも、やはりとてもロマンティックなグラフィティの話。それに、誰かを想像し誰かに想像される、そうするしかないという世界の本質的な話。そんな風に読みたいと思った。最後の展開にも痺れた。閉館ギリギリまでに三回読んだ。汗だくになった甲斐があった。



DN/HP@DN_HP2025年8月20日心に残る一節「あなたは、同じ場所、あの日彼女が画を描いて残していったところに立ち、叫び声を緑に、メッセージを受け取った合図と愛を真紅の炎に託して扉板を埋めつくし、全体を楕円で囲んだ。それはあなたの口であり、彼女の口であり、希望でもあった。」(151ページ) 完全に痺れるセンテンス、なので、もう一度引いておきたい。

DN/HP@DN_HP2025年8月17日『グラフィティ』という短篇が読みたい。 「あなたは、同じ場所、あの日彼女が画を描いて残していったところに立ち、叫び声を緑に、メッセージを受け取った合図と愛を真紅の炎に託して扉板を埋めつくし、全体を楕円で囲んだ。それはあなたの口であり、彼女の口であり、希望でもあった。(151ページ)」 これはこの小説言及されていた、管哲次郎『本は読めないものだから心配するな』からの孫引き。グラフィティはやはりロマンティックなものなのかもしれない、と思う。



