
宵菓
@yoruno_okashi
2025年8月20日

さみしくてごめん
永井玲衣
読み終わった
仕事帰りの電車で読み終えた。
長々と気づかないうちに封印していた、自分のなかの「なぜ」の蓋を、永井さんの言葉は開けてしまうんだなと気づいた。それは直接その文章にかかわることでも、そうでないことでも。
日常を回すために気づいたら押しのけ、しまい込んでいる私の中のあらゆる「なぜ」が、浮かび上がってきてしまう。自明だと思っていたものの輪郭がぼやけて、世界の形がぐにゃん、と歪んで揺らぐ。そうして問いを思い出す。自分の中に問いがあったことを思い出す。

