
九日
@kokonoka
2025年8月22日

太陽の簒奪者
野尻抱介
読み終わった
プロジェクト・ヘイル・メアリーを読んだらこれも、とお勧めされてるのを見かけて、タイトルがずばりアストロファージじゃん!と惹かれて手に取った。
野尻抱介は随分前にお勧めされた作家で、名前が野尻抱影からなんだなと興味を持って未読のままだった。やっと読んだ。面白かったです。
あまりにも色々なことが起こってるのにまだ50ページしか読んでない、ここまで進んだのにまだ半分以上ある、と感じながら読んでて、人間関係や感情の機微やが少なくそこに余分な文字数使ってないんだな、と思ってたので巻末解説も興味深かった。人間ドラマが薄味でも未知との対峙で充分面白い。亜紀の家族や友人は、ラウルってどうなるのとか、結局人間ドラマをあれこれ考えてしまうのはそういうものばかり読んできたからなんだろうなとか。