ちーさん。 "この夏の星を見る 下(2)" 2025年8月22日

この夏の星を見る 下(2)
楽しみにしてた下巻、読み終わった時の充足感と寂しい感情。 まだまだ彼らの物語を見ていたかった。 上巻で繋がった縁と縁の関係性が深くなり、そこから更に広がる。なんて素敵なんだろう。 コロナによりできなかった、過ごせなかった青春ある。 だけどコロナだからこそオンラインを通して結んだ天文部の縁。 各学校の生徒さん同士が発起する冬の「スターキャッチコンテスト」が一等美しい。 みんなで同じ時間に同じように空を見上げて星を掴まえる瞬間に、涙が出そう。居る場所は違くても、確実に繋がっている。 先生方も素敵な人たちばかりで、やっぱり綿引先生はずるいと思う。感情を発露させた瞬間の先生の思いに感動しないはずないじゃないか。 そして、解説が宇宙飛行士さんなのも、辻村さんらしい。 彼らの続きの物語が読めることを、心より願って。
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