小切手 "不道徳教育講座" 2025年8月22日

不道徳教育講座
不道徳教育講座
三島由紀夫
不思議。なんだか最近書かれたもののように思える。こんなんキャッチコピーですわ。 色々時代を感じる部分はあるが、例えば女性経験の何が偉いの?(意訳)であったり、女性の性的モノ化の話がさらっと出てくるあたりは非常に最近の感じがする。この年代の本でこういった話題に出会うと思っていなかったので、わりと感動した。 加えて、著者は女性らしさより男性らしさの方を見ていそうだなと思った。ただ濃淡があるだけで、どちらに対しても強固な規範意識は文章から感じないというか。ただの印象で書いています。 私がつい最近まで、著者の写真や晩年をうっすら知っていた(つまりほとんど何も知らない)状態の、男性的な感じ。いかにも男らしい、マッチョなあの感じ。あの人がこれ書いたのか...。
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