
朔
@nova_luna
2025年8月20日

花に埋もれる
彩瀬まる
読み終わった
心に残る一節
私たちの恋が終わろうとしている。入学した一年前の四月以降、キャンパス内に無数に湧き上がったソーダの泡みたいな儚い関係性の一つとして、ぱちんと弾けようとしている。(p.83)
彩瀬まるさんの描く独特な世界観がものすごく好きなので、絶対読みたかった一冊。「マイ、マイマイ」の女の子が、最後に下す判断……ごちゃっとした感情のままに下されるのが、まさに人間らしくて胸の奥がきゅってしました。
ままならない感情を誤魔化さず、ひたすら美しく描く彩瀬さんの世界観、これからもどんどん読んでいきたい。


