花に埋もれる
21件の記録
𝘴𝘩@____livre9232026年1月4日読み終わった借りてきた恥の内容を忘れても、私はこの、誰かの内部に触れるやらしさと温かさとすべすべ感を忘れないだろう。(p92) 報われなかった想いで輝くもう一つの銀河。(p106) 夫が花になってしまった。(p141) 自身の内側で、生々しく咲きこぼれるくせに、まるで「見てくれるな」といわんばかりに棘を出す花がとても美しかった。 愛にまみれた花はこんなにも官能的に咲くんだと。


ランタナ@lantana262025年8月30日読み終わった美しくて特別なものが出てくるパターンが多くて好きだった。ゆるゆるとした恋愛もある。「マグノリアの夫」はクライマックスに向かっていく感じがよかった。「マイ、マイマイ」はこの前読んだ本にも載っていた。


朔@nova_luna2025年8月20日読み終わった心に残る一節私たちの恋が終わろうとしている。入学した一年前の四月以降、キャンパス内に無数に湧き上がったソーダの泡みたいな儚い関係性の一つとして、ぱちんと弾けようとしている。(p.83) 彩瀬まるさんの描く独特な世界観がものすごく好きなので、絶対読みたかった一冊。「マイ、マイマイ」の女の子が、最後に下す判断……ごちゃっとした感情のままに下されるのが、まさに人間らしくて胸の奥がきゅってしました。 ままならない感情を誤魔化さず、ひたすら美しく描く彩瀬さんの世界観、これからもどんどん読んでいきたい。


橘海月@amaretto3192024年3月6日読み終わった不思議な五つの物語。同じアパートに住む女性の靴を修理する「二十三センチの祝福」著名作家の隠し子である夫が、演じた花になってしまう「マグノリアの夫」が印象的だった。綾瀬まるの世界は好き嫌いに関わらず惹き込まれてしまい、そこがとてつもなく魅力的だ。 沖縄旅行中にこの本を読み終え、空港に向かうゆいレールで娘に「どんな話?」と聞かれて説明に困った。「ええと、主人公には俳優の夫がいて、彼は有名人の隠し子で。マグノリアの木の役の芝居が終わった後、夫は本物の木になってしまうのね。主人公は木と暮らすのだけど、言わずもがなの言葉を放ってしまって…」いや、これを言葉で説明するのは難しいよ。とにかく読んで何とも言えない雰囲気を味わって欲しい。- 村崎@mrskntk2023年3月24日だれかを思うことでうつくしい石がうまれる身体、とつぜん白木蓮になってしまった夫、おはじきのようなかたちで身体からこぼれ落ちる記憶、花が咲いて最期には朽ちてゆく人たち。短編集なのですが、どれも独特な世界観が濃厚に詰め込まれていて一篇一篇、長編を読み切ったあとのような読後感にひたれます。 感情と身体、いつか忘れてゆく気持ち、でもたしかに〈いま〉ここにある気持ち、花に埋もれながらいろんな気持ちを思い出せます。
















