
amy
@note_1581
2025年8月23日

よるのふくらみ
窪美澄
読み終わった
感想
いまだに女性には性欲があることを認められずにないものにされたりする
つるっとしたプラスチックみたいに思われがちだ。そこに生々しさはざらついたものがあると認識されない
窪美澄さんの小説に出てくる女性たちはみんな生でざらついてて、汗ばむ皮膚の下に血がどくどくと流れているのを感じる
自分の性欲に振り回されて、もがいている女たちが愛おしい。性に主体的な女性はいまだに奔放では好意的に受け取られることが少ないと思う
だからこそ、こうして自分のなかにある性欲の存在を認めたうえでそこにもがいている女たちの生き様を読めることがうれしい
