
文箱
@hubaco
2025年8月23日

トピーカ・スクール
ベン・ラーナー,
川野太郎
読み終わった
fuzkueの会話のない読書会で読み始めて、ずっとその続きのような心地よさの中で読み通せた。
内容についてはこれからじっくり反芻したい。『10:04』でも感じたけど、ベン・ラーナーは技巧的なのに核の部分で何か飾らない、良きものを持っている。それが灯火のように常に読者を照らしてくれて、信頼感と共に読み続けることができる。
それにしても『トピーカ・スクール』とはすてきな響きの題名だ。トピーカというなじみのない地方都市がこの本によって自分の中で特別な存在になる。『コロンバス』という映画を見た時にも同じような感覚を得たのを思い出しながら読んでいた。


