
ざらめ
@zarame_16
2025年8月24日

ジヴェルニーの食卓
原田マハ
読み終わった
借りてきた
モネの展示に行く準備として。
マティス、ドガ、セザンヌ、モネそれぞれの短編が入っている。
ドガ、マティスの話はドラマチック、
セザンヌの話は、手紙によって彼を取り巻く環境を語ることで存在を浮き彫りにするような、縁取っていくような文章。
モネの話は、気温や植物の描き方が美しく、香りがしてきそうなほど料理の描写もあたたかかった。ただなんでか、ストーリー自体があまり頭に入ってこなかった。モネの話が目当てだったのに…
たゆたう光だけが見えたという表現が印象的だった。
この本を読んだことで、いつか白内障になってしまっても、これがモネが見た景色だと思えるようになったのかもしれない。

