
魯那
@lona
2025年8月24日

一次元の挿し木
松下龍之介
読み終わった
挿し木ってタイトルなのに骨が話の中心になるのなんでだろ〜と思ってたら、予想だにしないつながり方をしてとても昂りました。
本屋さんでタイトルと表紙にに惹かれて購入。
人物視点がコロコロ変わる作品は結構苦手としていたんだけど、読んでいるうちにそんなことは気にならなくなるくらい熱中していました。
序盤からフルスピードで話が進んでいく、謎が解けそうになってまた状況が不明ななる連続の緊張感で手汗がやばかったです。
「人はどんな人でも自分の人生を生きる時間がある。それはある人は一瞬かもしれないし、ある人は一生かもしれない」的な文章を見て自分はどっちなんだろうと思いながら読みました。自分の人生を生きてる時に印象的なことを一緒にした相手って執着しちゃうよねって主人公に完全同意しちゃいました。