
lona
@lona
読みたい本はノージャンル、読んだ本の感想書いていきます。
- 2025年11月18日
こころ夏目漱石読み終わった先生…思ってた人と違うやん!! 「上 先生と私」ではずっとミステリアスだけど影がある知的な雰囲気の先生。 「中 両親と私」では会って話したいと私に言ってきたり、やっぱりなんでもないと言ってきたりで何かそわそわしてそうな先生。前章で最後の方興奮してたけど大丈夫か…? 「下 先生と遺書」で先生の全貌が明かされるんだけど、これは本当に業。 若さからくる視野の狭さだったり初めての感情で訳がわからなくなるところとか、まさに人間という描写がたくさんあった。 2021年から積んでたんだけど、急に気分が変わって読んでみた。古典を読むような気持ちで読み始めたんだけど思ってたよりもずっと読みやすく、すらすら読めた。 この本は読めてよかった。 - 2025年9月1日
栞と嘘の季節米澤穂信買った読んでる - 2025年9月1日
教養主義の没落竹内洋買った読んでる - 2025年9月1日
批評理論入門広野由美子読み終わった小説の読み方大解説本って感じの本だった。 小説のフランケンシュタインを例にあらゆる角度から批評の仕方を解説した本。 大きく分けると小説技法篇と批評理論篇に分かれている。 小説技法篇は書き方についてこんなふうに小説は構成されていたのか〜と、感心しながら読んだ。 批評理論篇では色んな立場に立っての批評の仕方を解説していた。本の内容を世間的な立場から見るとこんなにも多様な読み方があるのかととても勉強になった。 なにより、フランケンシュタインの筋書きが面白すぎる。原作読んでみようかな… - 2025年8月27日
成瀬は天下を取りにいく宮島未奈読み終わった小中高とこまめに引越しをしていて、地元らしい地元がない自分としては主人公の成瀬あかりから漂う地元愛にとても憧れのようなものを持った。 西武デパートの閉店カウントダウンのTV放送に毎日映りにいく企てから話が転がって、人の関係値がつながっていって世界が広がっていくのが痛快だった。 最後の章では成瀬の内面が見られて意外にも思えたし、より成瀬に引き込まれた。 自分の信じたことをやり遂げるかどうかは別として貫こうとする凛とした姿勢は見習わないといけないと思った。 - 2025年8月26日
- 2025年8月25日
成瀬は天下を取りにいく宮島未奈読んでる - 2025年8月24日
一次元の挿し木松下龍之介読み終わった挿し木ってタイトルなのに骨が話の中心になるのなんでだろ〜と思ってたら、予想だにしないつながり方をしてとても昂りました。 本屋さんでタイトルと表紙にに惹かれて購入。 人物視点がコロコロ変わる作品は結構苦手としていたんだけど、読んでいるうちにそんなことは気にならなくなるくらい熱中していました。 序盤からフルスピードで話が進んでいく、謎が解けそうになってまた状況が不明ななる連続の緊張感で手汗がやばかったです。 「人はどんな人でも自分の人生を生きる時間がある。それはある人は一瞬かもしれないし、ある人は一生かもしれない」的な文章を見て自分はどっちなんだろうと思いながら読みました。自分の人生を生きてる時に印象的なことを一緒にした相手って執着しちゃうよねって主人公に完全同意しちゃいました。 - 2025年7月29日
営繕かるかや怪異譚小野不由美読み終わったホラーというと心霊と戦ったり祓う展開になるところ、家の作りを少し帰る(営繕する)ことで気にならなくしたり、共生できるようにするというのが新しく感じた。 ホラーなのに全体的に優しい雰囲気があって読みやすかった。
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