
いなだ易
@penpenbros
2025年8月25日

出世と恋愛 近代文学で読む男と女
斎藤美奈子
読み終わった
「今に見ていろ、あたしだって」な何かがあれば、人は生きていけるのだ。
↑名文
「女の死で終わる恋愛小説にもやはり危うさはあったのだ。女性への妄想を育て、死を美しい物語として消費する感受性を育てたという点で。」
↑名文2
友達との旅行で熱海で男子学生が女性を足蹴にしてる顔出し看板のヤバさにウケてたから『金色夜叉』は貧乏ガリ勉男子が金持ちに嫁いだ婚約者に復讐するためミソジニック闇落ちして金の亡者になる小説だよ 萌え萌えキャラだよね って話したら、何がおもろいん?キショすぎ……って盛り下がった回がありました←かなC
近代文学が好きっていうか自分の骨組みだなって思うんだが(なぜ好きなのですか?→「日本語」「文学」というものを構築する、まだないものを生み出す試行錯誤の過程だから)、こういう批評が読めて!最高。文章面白すぎるし全体の構成も素晴らしい、斎藤美奈子🫶
※主人公の恋愛の対象になる「都会的な女性」の定義は?とは思った。
