泡沫(うたかた) "プロテスタンティズムの倫理と..." 2025年8月25日

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神改訳
宗教は利己的な享楽や浪費を否定していたが、その禁欲的な倫理が結果として資本主義の形成に寄与していた。マックス・ヴェーバーは、権威的な宗教が個人の経済活動にどのように影響を与えたのかを、宗教思想と社会学の観点から分析している。私は当初、禁欲の意味を十分に理解していなかったために、宗教と資本主義発展の因果関係を掴みづらかった。しかし第二章を読むことで、そのつながりがより鮮明になった。現代においても労働の「目的」が変化していることは紛れもない事実である。宗教的経済倫理が薄れた今だからこそ、働く意味を一人ひとりが見直す必要があると感じた。
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