本ノ虫和歌 "あわいのひと" 2025年8月26日

あわいのひと
あわいのひと
西尾勝彦
「まぼろしとひと ひととまぼろし それらを そっとつなぐひと」 詩のような物語。 夢ではない。けれど現実でもない。どちらでもなく、その間をフラフラと彷徨って、何処か知らない場所に連れて行ってくれそう。 「ぽたぽたと 猫がよってきて そのままねむる日」 ふわふわの猫を抱きながら眠るように心地よく、あわい月の光が降り注ぐように言の葉が身体に染み込んでくる。
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