シロップ "傷を愛せるか 増補新版 (ち..." 2025年8月26日

シロップ
シロップ
@sirop
2025年8月26日
傷を愛せるか 増補新版 (ちくま文庫)
いちばん最初のエッセイがいちばん好き 静かで温かく感じる文体で読み心地がよかった。 家族が最近手術をして腰に小さな傷ができたことを思う。見える傷。見えない傷。わたしは自分にできた傷をなかったものにはしていないと思うけど、それを非現実なものとして捉えているのかもしれない。そうやってなんとかやってきたのかもしれない。ことばはうまくわたしの傷を飾ってしまうから。だからこそ、ひとの見えない傷をなかったものとして扱いたくないなと、思う。
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