Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
シロップ
シロップ
シロップ
@sirop
  • 2025年11月19日
    ミトンとふびん
    ミトンとふびん
    ものすごくひさしぶりに吉本ばななを読んだ。よかった。とてもよかった。わたしの物語に対する理想みたいなものだった。読めてうれしい。
  • 2025年11月17日
    物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために
    物語は現実世界において役に立ちすぎる、っていうのがわたしも最近感じていることだったので、とてもおもしろかった。参考文献がちゃんと載っているので、それも読んでみたい。 わたしは小さいころ人とほぼ遊ばなかったヒューマンなので、おもちゃ遊びがへたくそだし、そもそも馴染みがあまりないのかもしれない。参考文献読むならこのあたりからかな〜。
  • 2025年11月14日
    ロシア文学の食卓
    食べ物の出てくる話が好き。海外児童文学を読んで、聞いたこともない食べ物の想像してたのを思い出す。想像も楽しいけれど、実際の様子を知るのはとてもたのしい。 タチヤーナ・トルスタヤの『金色の玄関に』とシメリョフの『神の一生』が読みたくなった。
  • 2025年11月10日
    リンバロストの乙女 下 (河出文庫 ホ 4-2)
    リンバロストの乙女 下 (河出文庫 ホ 4-2)
    ひさびさに少女小説を読んだな〜!!という気持ち。自然や食べ物、服の描写がたのしくて、すいすい読める感じもまた懐かしい。 やっぱり母がいちばん好きだな!
  • 2025年11月8日
    批評理論入門
    批評理論入門
    フランケンシュタインをちゃんと読んだことがないので、読んでからもう一度読みたい。批評って面白いよな 〜
  • 2025年11月3日
    まず牛を球とします。
    ルナティック・オン・ザ・ヒルとボーナス・トラック・クロモソームがとても好き。全体的に好ましく読んだ。ものすごく大雑把に言うと理系感が漂っている。あと、あんまり関係ないけど数ってないのかもって思ったときの怖さを思い出した。背筋がひやりとする感じ。 やっぱり短編集(この作家に限らず)が好きだな〜。元気がないときでも読み進められるし、一本でも「好きだ!」があればとてもハッピーになれる。
  • 2025年10月29日
    リンバロストの乙女 上 (河出文庫)
    リンバロストの乙女 上 (河出文庫)
    わたしはエルノラに感情移入とか応援とかできないタイプの人間なんだな……そうだったんだ……なんでだろ 嫌いとかではないんだけど、あんまりピンとこない でも自然やごはんや服の描写がたのしくて、どんどん読める 最初の段階からなぜかどちらかといえば母のほうが好みだな……と思いながら読んでいたので、最後のほうは固唾を呑んで見守ってしまった 下巻も読むぞぅ!
  • 2025年10月22日
    チョコレートコスモス
    最近寒くなってきたのでおふろで読んだ。読みやすいのでさくっと読めてしまった。 思っていたよりもガラスの仮面ではなかった。おもしろかったけど、正直、読みたいのはここからであって……という気持ち。長〜い予告を見たような……。いや、おもしろかったけど……。
  • 2025年10月20日
    ジャクソンひとり
    あっという間に読んでしまったけど、わかったようなわからないような不思議な疾走感が残ってる。たぶん、というかきっとわかってないんだと思う。 ひたひたと迫ってくる生々しい何かがあって、とても知っている気がするのに、それは単なる思い違いに過ぎないと言われてるような感じ。 気分なんて誰にでもあるのに、行使できる側と禁止されている側がある。そこらじゅうにある権力の勾配。 文体がとても変わっていてすきだなと、この作者を読むたびに思う。ぬるっと滑っていくような湿り気があって。
  • 2025年9月23日
    夜と霧
    夜と霧
    ようやく読んだ。というかようやく読めた。夏には無理だったなと思う。わたしが弱くて。 読み始めたら、すらすらと読めてしまった。面白かった、とはやっぱり言えない。わたしはモラルを、人間性を手放さないでいられるだろうか。空気に飲み込まれずにいられるだろうか。とてもこわい。そういう意味ではいつだって自分がいちばんこわいのだ。自分からは逃げられないのだから。どこまでも堕ちることはできる。それはおそらく簡単なことなのだ。 イスラエルに感謝される国にわたしはいま生きている。
  • 2025年9月18日
    戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない
    調子が悪いときに読んだので、もう一度読むべきかもしれない…… 日本でのんびり生きていたわたしは、さまざまな現代の戦争を内戦を知らなかったんだな……不勉強…… 日本……法の支配……と考えるとたいへん重い気持ちにはなるのだけど、少なくともわたしは現政権を非難してもまだ拘束されたりはしないもんな……やれるうちにやれることをしなくてはならないのだ……
  • 2025年9月15日
    自分のあたりまえを切り崩す文化人類学入門
    『ヤンキーと地元』からの流れで積読の中から手に取った本。『ヤンキーと地元』を読んでて文化人類学と手法が似てるけど、何が違うだろうと思ったのでちょうどよかった。 大元は講義だったらしく、とても読みやすい。むずかしいことが出てくるわけでない。気軽に人におすすめできる本だと思う。おもしろいから。 文化人類学があたりまえを切り崩してしまい、それに巻き込まれる、という表現がとても印象に残った。疑うではなく、切り崩す。その主語はわたしたちではないということ。 ブックガイドを眺めて、とりあえず『うしろめたさの人類学』読みたいなと思った。
  • 2025年9月7日
    ヤンキーと地元
    あちこちで目にしていたのでとうとう買って読んだ。中学校のとき同級生が単車に乗ってやんちゃしてたのを思い出す。わたしはたまに話す彼ら彼女らの話を遠い世界の話として聞いてたし、彼ら彼女らもまたそうだったのかもしれない。当たり前が違う世界なんだけど、わたしの当たり前が「正しい」わけでも「唯一」でもない。世界はさまざまな層でできてる。それらが重なって社会は作られている。 きつい場面もあったし、やるせなくなるような場面もあるけど、それが現実なので……と思えば読み進められる不思議。完全な物語なら途中で挫折してたかも。 文庫化ありがとう、ちくま学芸文庫。
  • 2025年9月6日
    中野のお父さん
    ものすごくひさしぶりに北村薫を読んだ。基本的にとても読みやすくていい文体だな〜と思うし、でもやっぱり??となる描写がたまに入るな〜とも思った。 短いからするりと読めるし、このシリーズはもっと読もうかな。なんとなくミステリが読みたいというときにびったりだから。
  • 2025年9月4日
    ルポ 秀和幡ヶ谷レジデンス
    読もうと思ったらaudibleにあったのでクローゼット整理をしながら聴いてみた。 中古マンションを購入することを薄ぼんやり考えているので興味を持ったんだけど、そんな生やさしいものではなかった……。事実は小説より奇なりすぎる……。やはり熱量のある人間がいなければ、抵抗運動は成り立たないのか……。独裁者に抗うというのが本当に難しいことなんだな……。 そりゃそうだな。わたしも怖いもん。権力者に逆らうのってものすごく怖い。それがたとえとても小さな範囲の中における権力者であっても(家庭や学校、職場、友人関係などなど)。とはいえ、立ち上がらないといけないときはあるし、運動が遅々として進まなくても続けなくてはならないし、やるしかないときは力を集結させないといけないのだな。わたしもやれる人間になりたいし、人を締めつける側に立ちたくないなと、改めて思うなどした。
  • 2025年8月29日
    をとめよ素晴らしき人生を得よ
    短歌が好きなので買った本。瀬戸さんの『はつなつみずうみ分光器』もとてもいい本だったし。 歴史はどの分野もなにもわかっていない赤子も同然なので、もちろん女人短歌という言葉すら聞いたこともなかったんだけど、読みやすくおもしろかった。この男、マジでムカつくなぁ????と思いつつ、こんな話を短歌をやってる知り合いから聞いたことある…(現在の話)と思い出したりもした。 をとめよ素晴らしき人生を得よ、とわたしも言いたいし、そのために何かやらないとなとむぅむぅ唸ってしまう。付録はまたゆっくり読む!
  • 2025年8月27日
    編むことは力
    編むことは力
    編み物をする人間として、やっぱ読んどくべくかな!と思って買った本(巻末のパターンに脳みそ帽子があったのがおもしろくて興味ひかれたのもある)。 編み物のいいところは無心になれること。それなのに人としゃべったり、歌を歌ったりしながら編めるところ。糸から面ができていくのも楽しい。編み物を始めてから、これまでよりイライラしなくなった気さえする。 編むことは力だとわたしも思っていたけど、本にあったような積極的な力すらあることは知らなかった。まだ諦めてない、諦めない。それは確かに力だ。小さくない、むしろ大きな力。 みんなも編もうぜ!
  • 2025年8月26日
    傷を愛せるか 増補新版 (ちくま文庫)
    いちばん最初のエッセイがいちばん好き 静かで温かく感じる文体で読み心地がよかった。 家族が最近手術をして腰に小さな傷ができたことを思う。見える傷。見えない傷。わたしは自分にできた傷をなかったものにはしていないと思うけど、それを非現実なものとして捉えているのかもしれない。そうやってなんとかやってきたのかもしれない。ことばはうまくわたしの傷を飾ってしまうから。だからこそ、ひとの見えない傷をなかったものとして扱いたくないなと、思う。
  • 2025年8月11日
    エデュケーション
    エデュケーション
    ようやく読んだ。読む勇気と元気がなかったからなかなか手に取らなかったんだけど、ようやく。 きつかった。肉体的に痛いことがたくさん起こるのもあるし、精神的にぶっ壊されていく場面も多いので。いま毎日暑かったのもあるのか、少しずつしか読めなかった。でも最後まで読めてよかった。 わたしは人間の理性と知性を信じたいし、それが世界を良くすると信じたい。知識は自分に都合のいいものを与えてくれるわけではないし、都合のいいものに捻じ曲げたくもない。そう思っていたい。
  • 2025年7月21日
    朝と夕
    朝と夕
    独立系書店で薦められて手に取った本。装丁がいいな〜くらいの気持ちで買ったんだけど、静かだけどぐるぐると回っていく文章を読んでると頭もぐるぐるしてきておもしろかった。キリスト教に詳しくないので、随所にあるらしいそういう意味は少しもわからないのだけど、うっすらとしたベールに包まれたような幻想のような世界を歩き回るのはいやじゃなかった。世界が続いていくのもよかった。
読み込み中...