大森弥希 "ぼく、バカじゃないよ" 2025年7月27日

ぼく、バカじゃないよ
時代は昭和四十年代から五十年代にかけて。団地住まいの保育園児の話。主人公のとっちゃんに、自分自身の幼年時代を重ね合わせて読んだ。とっちゃんは、周囲の子どもたちと一緒に過ごすことが嫌いで、一人でいるときが一番楽しそうだ。次が、お母さんやお父さんやおばあちゃんや弟と過ごしているときなのかな。生きづらそうではあるけれど、でも、家族はとっちゃんをわかってくれようとしているようだし、すごく幸せ者だなあ、と感じた。
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