もん "アルジャーノンに花束を新版" 2025年8月27日

もん
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@_mom_n
2025年8月27日
アルジャーノンに花束を新版
アルジャーノンに花束を新版
ダニエル・キイス,
小尾芙佐
不朽の名作と名高いからこそ天邪鬼な自分が避けてきた作品。知人に「読んだことある?」と聞かれて「無いです」と答えたのが悔しく、今更ながら購入。 海外文学も長編小説も苦手だが、この作品は抵抗を感じることなく3日で読み切った。妹との再会シーンにはモヤっとしたが、明るすぎない結末は好き。読むきっかけを与えてくれた知人に感謝を伝えようと決意。 p.111 頁をめくりはじめるとなんだか泣きたくなったけれども、なぜだかわからない。なにか悲しくなるようなことがあったかな? p.216 「近所でいちばん?」その考えが彼の胸で大きくふくらんで、いくら息を吸っても肺の中に十分な空気が入らないように思われた。 p.296 人々が私を笑いものにしていたことを知ったのはつい最近のことだ。それなのに、知らぬ間に私は私自身を笑っている連中の仲間に加わっていた。そのことが何よりも私を傷つけた。
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