
ちとせ
@4wsdig
2025年8月28日

リボンちゃん
寺地はるな
読み終わった
常に頭にリボンをつけてる主人公だから『リボンちゃん』。うーんシンプルでわかりやすい。
そこまで我が強いというわけでもないように感じられた百花だけど、序盤の「流行っていようがいまいがわたしは頭にリボンをつけると決めているし、ババアになってもこれで行くつもりだよ、誰かなんと言おうとね」はめちゃめちゃ強かったな…
いやでも元恋人の都合のいいお願いに流されなかったり、社長相手にも言いたいことは言うし、芯が強いってことなのかも?
古代動物を刺繍したショーツ7枚セットやタマゴケのプリントされた記事のキャミソール、一体どんななんだ…!?シンプルに絵面が気になる、小説にこんなに挿絵がほしいと思ったの初めてかもしれない…!
加代子さんと季実子(百花の母)、波瑠と愛瑠、福田とその兄といった具合にさまざまなきょうだい関係が描かれていて、ひとりっこの私には「きょうだいもいろいろ大変なんだなあ〜」としか思えなかったんだけど、加代子さんの「妹にはしょぼくれた顔なんか見せられない」っていうのはすごくかっこよく感じた。
百花がマリエさんに見立ててもらったような、思わず声が漏れるような楽な着け心地でかわいくて背筋が伸びるような下着にいつか出会いてえ〜!!



