リボンちゃん

37件の記録
- ran@ranraranruran2025年10月11日読み終わったしっかり社会人をこなしつつ、百花さんの淡々したテンションとブレないマイペースさが素敵。周りに合わせず焦らずゆっくりでも誰にも見せない自分だけの武器を持って、自由に生きれたらな。変わる必要はない。
- sasami@sasa2025年9月20日読み終わった外野が「そうに決まってる」「それしかない」と勝手に決めつけて、「いい歳」だからその資格はないとか判定したり、自分こそがその判定員であると思い込むのは、そうですね。愚かです。
- 𝐚𝐢 ⌇読書中毒@book_a_holic2025年9月14日読み終わった『悩みには肉だよ。油だよ。つまりチーズメンチだよ』 怒涛のチーズメンチ三段論法に圧倒されながら、『幸せな時はなにを食べるんですか?』と訊ねてみた。 『なんでもいい。幸せな時はなに食べたっておいしいんだから』
- ちとせ@4wsdig2025年8月28日読み終わった常に頭にリボンをつけてる主人公だから『リボンちゃん』。うーんシンプルでわかりやすい。 そこまで我が強いというわけでもないように感じられた百花だけど、序盤の「流行っていようがいまいがわたしは頭にリボンをつけると決めているし、ババアになってもこれで行くつもりだよ、誰かなんと言おうとね」はめちゃめちゃ強かったな… いやでも元恋人の都合のいいお願いに流されなかったり、社長相手にも言いたいことは言うし、芯が強いってことなのかも? 古代動物を刺繍したショーツ7枚セットやタマゴケのプリントされた記事のキャミソール、一体どんななんだ…!?シンプルに絵面が気になる、小説にこんなに挿絵がほしいと思ったの初めてかもしれない…! 加代子さんと季実子(百花の母)、波瑠と愛瑠、福田とその兄といった具合にさまざまなきょうだい関係が描かれていて、ひとりっこの私には「きょうだいもいろいろ大変なんだなあ〜」としか思えなかったんだけど、加代子さんの「妹にはしょぼくれた顔なんか見せられない」っていうのはすごくかっこよく感じた。 百花がマリエさんに見立ててもらったような、思わず声が漏れるような楽な着け心地でかわいくて背筋が伸びるような下着にいつか出会いてえ〜!!
- さくら🌸@lily_sakura_2025年8月24日読み終わった「流行っていようがいまいがわたしは頭にリボンをつけると決めているし、ババアになってもこれで行くつもりだよ、誰がなんと言おうとね」(p.10) リボンちゃんはつよくて凛としている人だけど完璧ではなく、ある人物を知らずのうちに傷つける立ち振る舞いをしてしまうところが都合よくなくて良かった。それでも、それを許されたような気になって忘れてはいけないと自分の戒めにしようとするところが彼女の魅力だと思う。全くの善人も悪人も出てこないところが寺地作品の好きなところ。 . 「一口にブラジャーといったって、一枚一枚まったく違う。この中からたった一枚見つけ出すのが、どれほど骨の折れることか。いかがわしさの出る幕じゃない。」(p.117) 下着(主にブラジャー)に対する「いかがわしい」というイメージ、ブラを身につけない男性が勝手に性的なものとしてそれを見てるということが浮き彫りになってて本当にモヤモヤしてた。誰もが性的魅力のためにつけてると思っていてほしくなかったので、説教くさくなく、所々でそっとそういう一文があることに救われた。 . 『水を縫う』『雫』にもあったけど、手作業の描写にワクワクする。人生が変わるわけじゃないけど、体に合った下着を見つけると自然と姿勢が変わって、似合う服も変わって、行動が変わって、と繋がっていく、そういう意味で私にとって下着のような役割になる本だった。
- 麻乃@asano042025年8月16日読み終わった借りてきたさらっと読めた。 下着にまつわる固定観念を軽やかにすり抜け読む人の心をそっと解きほぐす物語とあったけどそこまでではないかな。 頭のリボンがトレードマークの百花は伯母の営むテーラーを手伝うことになるんだけど、あんまりリアリティなかったなぁ。 下着に対して最近本当に大事に出来てなかったなぁと下着をたくさん試着して自分にあったものを見つけるシーンにはときめいた。
- みー@mi_no_novel2025年7月21日読み終わった@ 電車寺地さんの新刊🎀 表紙がタイトルに合っていて可愛らしい☺️ 五話構成。街の小さなテーラーを舞台にしたお話。 「リボンちゃん」こと、主人公の百花は、小さい頃から「ゆっくりしてるけど、最終的にはみんなのことを追い越して、大きな花を咲かせるタイプ」の女性。 じんわりとあたたかくて、そっと背中を押してくれるような作品だった。 リボンみたいに、しなやかだけど意外と強い。そんな女性を描いたお話だった。
- いわたかな@iwatakana2025年7月19日読み終わったリボンちゃんと加代子さん、それぞれが「やってみたいかも」って気持ちをちゃんと掴まえて、自然と新しい人生を拓いていくのが、読んでいて気持ちよかった。折に触れて読み返したい物語。サブキャラたちも魅力的だった。 リボンちゃんは、ぼんやりした子だったかもしれないけど、今となっては他人の思惑に流されることなく、自分の望みをしっかり捉えて生きている。お母さんの予言通り。これからも思いのままに進んでほしい。 加代子さんが、ずっと許されてこなかった紳士服作りに今から挑戦するのも、純粋に応援したくなった。環境が許さなかっただけで、気持ちも能力もちゃんとあったんだから。 えみちゃんには共感できた。周囲の期待をそのまま取り込んじゃうと、自分の心の声が聞こえなくなって、本当にやりたいことや好きなものがわからなくなる。不安な道を進む時、ショーツに好きが忍ばせてあるのは、きっとおまもりになるね。 いろいろ思いつく社長も結構好きだったな。あとから余計なことしたかなって反省したり、二人きりになるのを避けてくれたり、こまやかな心遣いが見えた。大体嫌な人の会社なら、リボンちゃんだってさっさと辞めたいよね。