
Phoebe
@Phoebe
2025年8月28日

読み終わった
確か6月くらいに買ったと思うが、読み始めては寝落ちして間が空いてまた最初から…を何度も繰り返し、ようやく読み終わった自分自身そのものを指したようなタイトルだなと思う。
ざっくり書きすぎ?と思ったところもあったが、明治時代から現代まで、人々が読書とどう関わってきたかを概観できた。読書が修養なのか教養なのかの違い、戦前の社会学者が演劇・映画・寄席を「受動的な趣味」として読書をそこに含めていなかった話、2000年代末〜2010年代は労働をテーマにした小説が勃興したのに対し2010年代後半〜2020年代は「推し」の小説が脚光を浴びたという指摘、情報だけ欲しい人には読書で得られる知識はノイズになるという話…などが面白かった。