
harami
@msk406
2025年8月25日

読み終わった
働いていると本が読めなくなる理由を労働史をがっつり軸に置いて展開される一冊。現代において自分に必要な知識を求める→それ以外の知識《ノイズ》は要らない、その余裕がない結果読書ができない、という結論には情報化社会故のジレンマがあると思った。三宅さんは最後に全身全霊で働くことをやめる(読書ができるゆとりをもつ)=半身で働く、ことを提案している。それは、今働きながらでも本が読めている自分に当てはまる働き方だと気づいた。ダブルワークで、それぞれに専念しすぎないスタンスは中途半端な気がしてもいるが、家での余暇時間が安定しているのは身を持って感じている。新しい文脈を取り入れたい欲はありすぎるくらいだ。本が読めているのは本好きだからだと思っていたが環境に依るものでもあると実感した。