
おでんち
@odenchi
2025年8月30日

存在のすべてを
塩田武士
読み終わった
順番逆だが『踊りつかれて』に続いての塩田先生の作品
2作しか読んでないがいつもテーマ曲がある?
作中に出てくる洋楽の1曲がずっと流れている感じがする
主題は、時効も過ぎている30年前の誘拐事件の身代金受け渡し劇から、誘拐された子が戻るまでの空白の3年間にシフトしていく
『踊りつかれて』もそうだったが事件はキッカケでしかなく、描きたいものはその裏の話なのね
ミステリーの皮を被った人間ドラマやね!
人間ドラマとしては揺れ動く心情を細かく描いて切なさに涙するほど感動的


