
@nk
@nk_250828-
2025年4月20日

14歳からの哲学
池田晶子
かつて読んだ
読了@nk
全ての起点は不思議なことを知りたくなることで、「思う」から「考える」ヘと踏み出せるかどうか。 これはSense of Wonderを彷彿とさせる話だった。
終盤の[26 宗教]の章では息が止まりそうだった。信仰の違いで争いが生じるという愚かな構図に対して、「人が信じるのは、考えていないからだ(p176)」と。
それまでの章(言葉/生死心身/精神/善悪などについて) を読み、それこそ「考える」ことをしなければ、きっとこのp176のフレーズは烈しすぎるだろうけれど、これが池田晶子のあたたかさであり、今も生きる精神なのだ。
諸外国のように日本の教育でも哲学を必修科目として学ばせたいと改めて思わされた。

