
益田
@msd
2025年8月31日

14歳から考えたい 暴力
Philip Dwyer,
荻野哲矢
読み終わった
暴力について歴史的・文化的背景で変化している旨と、様々な学者や主義主張・統計を紹介し、本当にそれが正しいのか、正確なのかを我々に考えさせる本だった。国家が暴力の独占をしている所は昔読んだヴェーバーの本を思い出した(実際述べられている)ので、読み返したいと思った。また、国家の暴力については元々気になっていたから読めて良かった。
暴力反対と言っても私たちが生活の中で得たイデオロギーによって暴力に参加する可能性があることを忘れてはいけない。(特に気軽に参加できるネットには!)
「歴史のなかでわたしたちが何世紀にもわたって目撃してきたことからすれば、すべての人間は、文化的、社会的、宗教的、政治的な背景がととのって条件が合致すれば、暴力行為や、場合によっては残虐行為をおこなう可能性を秘めているのです。」(p230)


