orange.m "ガラスと雪のように言葉が溶け..." 2025年8月31日

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@orange10
2025年8月31日
ガラスと雪のように言葉が溶ける
ガラスと雪のように言葉が溶ける
イリナ・グリゴレ,
尹雄大
往復書簡で紡ぐ言葉を探す時間は、相手の言葉に反応しつつ、それを契機に自分の近況を振り返ったり、時には忘れかけていた過去の記憶を掘り起こして自身が揺さぶられたりする時間でもあるのだと思う。自分の中に深く深く分け入りながらも、届けようとする相手の存在を確かめながら、真摯に言葉を選んでいく。 尹さん、イリナさん、それぞれの身体から鳴っている音(言葉)には打たれる箇所が度々あった。日本ではない国にルーツを持つお二人の、移動し旅しつづけてきたからこその凄みが伝わる本だった。
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