
JUMPEI AMANO
@Amanong2
2025年8月31日

インターセクショナリティで語る植民地支配と侵略戦争
ふぇみ・ゼミ&カフェ運営委員会
お風呂読書
@ 自宅
「はじめに」と序章の対談(吉田裕×梁・永山聡子)を読む。戦後75年時に収録された対談だからこそ、では今は?と考えながら読める。
〈講和、賠償、歴史認識、歴史教育、戦没者の追悼、内外の戦争犠牲者への補償[...]大きな問題なのは、日本政府の対外的な発信と、国内世論や国民感情との間に大きなずれが生じていることです。対外的には、サンフランシスコ講和条約の第11条で「東京裁判の判決を受諾」すると言っている。つまり、満州事変以降の一連の戦争を「侵略戦争」とした東京裁判を認めているのが日本政府の基本的な立場です。ただし、サンフランシスコ講和条約は、冷戦のなかで同盟国の日本を強化するという思惑がアメリカにあったためアジア諸国に対する戦争責任の問題は非常に不十分です。それを補ったのが1995年の村山首相談話。これで侵略戦争と植民地支配の歴史に対する「反省」と「お詫び」を表明した。/しかし[...]〉(18-19頁、吉田)


