
タイヤキ
@taiyaki_r03
2025年9月1日

汝、星のごとく (講談社文庫)
凪良ゆう
読み終わった
瀬戸内の島に住む、似た境遇を持つ男女が波打ち際のように寄せたり離れたりする14年間の物語。
2人が遠距離恋愛を始めてからが本番。仕事の成功と失墜、家族の状態、共に過ごす相手の変化。会えない間も波乱と停滞がある。たとえ、他の人と触れ合う夜があっても、相手のことは変わらず思い続ける。暁美も櫂も諦めることの多い人生だったけれど、一番星のような存在を得られたのだから幸せだったのだろう。
「わたしは、愛する人のために人生を誤りたい」という一文が美しい。
