
橋本亮二
@hashi_shi
2025年9月2日

幸あれ、知らんけど
平民金子
読んでる
〈死んだ人間に対してもっと色々と話を聞いておけばよかったと思うこともあるのだが、でも「おかあちゃんは戦争をくぐってきたからな」というような言葉が指し示す祖母のあれこれを言葉で聞いて、何かをわかってしまった気になるのはおそろしいという気もする。わかるくらいならわからないままでかまわない。〉 139-140頁
「おださく」というのも初めて見聞きした。〈鍋にご飯を入れて周囲のカレーをこすりつけてカレー雑炊のようなものを作った。真ん中には卵をのせる。テーブルにはウスターソースが添えられていた。〉139頁
新栄堂書店新宿パークタワー店の閉店日、ふと目がとまって自分にとってその店での最後のレジ打ちをしてもらった。それがこの本でよかった。









