
ハム
@unia
2025年9月2日

恋と誤解された夕焼け
最果タヒ
読み終わった
どこか愛は与えるほうが美しいと思っていたけど、本能的に求め続けるのが人間だとしたらそれを自然の美と捉えて求める愛のほうが美しいとも言えるのかな。
「星座卿」という詩に触れたとき、欠落や孤独、そんな切実さが美しさとも響き合っているような感覚を覚えた。
「川じゃない」という詩では愛の交換原理から距離を置いた意志をもった自発的な愛を強く美しいとしているように読めて、強烈な印象と繊細な美しさが見事に調和してるなと、最果タヒさんの感性と筆致にうなる。
既存の価値観を揺さぶって、問いをもたらしてくれるから詩はわからないなりに触れてみたくなる。






