
よしい
@Yoshe207
2025年9月3日

死に髪の棲む家
織部泰助
読み終わった
因習伝わる村の怪しい屋敷で起こる怪異とも人間の仕業ともつかない奇妙な人死、不運にも事件に巻き込まれた崖っぷち小説家とクセ強すぎな怪談師探偵のなりゆき即席バディ、古式ゆかしい怪奇探偵小説の趣あふるる世界観と文体、ホラーとしてもミステリとしてもバディものとしても絶対的に読書テンションが上がりまくる要素をこれでもかと詰め込んで矢継ぎ早に繰り出してくる手数の多さが個人的にものすごくツボ。こういう「自分に刺さる」本に出会いたくて日々読書をしているんだよなあと改めてしみじみ感じた。出会えてよかった。