死に髪の棲む家

18件の記録
- よしい@Yoshe2072025年9月3日読み終わった因習伝わる村の怪しい屋敷で起こる怪異とも人間の仕業ともつかない奇妙な人死、不運にも事件に巻き込まれた崖っぷち小説家とクセ強すぎな怪談師探偵のなりゆき即席バディ、古式ゆかしい怪奇探偵小説の趣あふるる世界観と文体、ホラーとしてもミステリとしてもバディものとしても絶対的に読書テンションが上がりまくる要素をこれでもかと詰め込んで矢継ぎ早に繰り出してくる手数の多さが個人的にものすごくツボ。こういう「自分に刺さる」本に出会いたくて日々読書をしているんだよなあと改めてしみじみ感じた。出会えてよかった。
- amy@note_15812025年8月31日読み終わった感想ミステリっぽいホラーとのことで読んでみた。 冒頭から「因習」って言葉が出てくるんだけど、内容はどう見ても「風習」じゃない?と思ってしまった。作者の中で因習と風習の違いってなんなんだろう、とずっと気になってた。 とはいえ、その後はちゃんとミステリっぽくて、怪異の原因や人の死の謎を追っていく展開はすごく面白かった。そこは読みごたえあり。ただ、最後まで因習と風習の線引きがはっきりしなくて、田舎=因習っていう単純な図式に回収されそうな感じなのは少し残念だったかな。
- あーちゃん@achan2025年6月23日読み終わった最後のオチ、嫌いでは無い。途中の雰囲気は昭和っぽくていい雰囲気。けれども後出しが多くて「あ、そうなの?、あ、やっぱり違うの?」と振り回されている感じがした。 また、自分の学の無さのために、ではあるが、難しい漢字や言い回しでつっかかりながら読んだ。「くしげ」すら最後まで危うかった。