
紙村
@kamimura_
2025年9月3日

世界99 下
村田沙耶香
読み終わった
上巻ほどの「そうきたか!」はないものの、グイグイ読ませる展開で一気読みしてしまった。途中で時間が遡ったり登場人物が全然違う口調で話し始めたりするのに全然気にならないし、からっぽな空子のからっぽさに自分も染まっていく。『生殖記』読んでるときと同じような気分だなこれ。ラストは予想がつくようなつかないような展開で、なんだか爽快感がある。『信仰』でもそうだったけど、ラストの祭宴的シーンでの「なんだこれ」って突き放した視点がすごく好きだ。はー、いい休日だった!






