

紙村
@kamimura_
本を読んだり書いたりします
- 2025年10月2日声を出して、呼びかけて、話せばいいのイ・ラン,斎藤真理子,浜辺ふう読み終わった血縁という地獄をサバイブしてきた。不安や恐怖のすべてを「おしっこがしたいような感覚」としか表現できなかった幼少期と、大声で叫び痰を吐き続ける母、暴力を振るう父、自死した姉、病気の弟……言葉を吐き出すことで、握っていられる手網があるはずだと、信じている
- 2025年9月29日悪人吉田修一読み終わった
- 2025年9月27日てんのじ村 (文春文庫)難波利三読み終わった
- 2025年9月27日
- 2025年9月27日サイレンと犀岡野大嗣読み終わった5首選 えっ、七時なのにこんなに明るいの? うん、と七時が答えれば夏 もういやだ死にたいそしてほとぼりが冷めたあたりで生き返りたい 信じれば夢は叶うという夢を信じ続けた被害者の会 ここじゃない何処かへ行けばここじゃない何処かがここになるだけだろう 生き延びるために聴いてる音楽が自分で死んだひとのばかりだ
- 2025年9月27日八月のフルート奏者笹井宏之読み終わった3首選 ぱそこん、とひとが壊れてゆく音をききながら甘海老むしる夜 たましひの還る世界に似て遙かインターネットといふ混沌は ペットボトル半分ほどの優しさを生きとし生けるものの全てへ
- 2025年9月27日ひとさらい笹井宏之読み終わった5首選 えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい しっとりとつめたいまくらにんげんにうまれたことがあったのだろう このケーキ、ベルリンの壁入ってる?(うんスポンジにすこし)にし?(うん) はさみで切って使いきられたねりからしチューブみたいな俺を愛せ からだにはいのちがひとつ入ってて水と食事を求めたりする
- 2025年9月27日てんとろり笹井宏之読み終わった5首選 寂しさでつくられている本棚に人の死なない小説を置く ひとりずつひかりはじめてもうだれも街を流れる星なのでした 死んでいないひととわけあうおむすびの塩味きつい午後三時です よかったら絶望をしてくださいねきちんとあとを追いますからね ひきがねをひけば小さな花束が飛びだすような明日をください
- 2025年9月27日月のうた左右社編集部読み終わった今夜から月がふたつになるような気がしませんか 気がしませんか / 笹井宏之 あなたが月とよんでいるものはここでは少年とよばれている / フラワーしげる 月というものを物体として捉えていないような、何かを託しながらわたしたちに手渡してくれるような歌が響いた
- 2025年9月27日イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ読み終わった読んだ。気づいたら夜が明けていた。ファンダム経済を仕掛ける側の話死ぬほど面白い〜〜〜中年期のおじさん友達いない問題も。推しゼロでも楽しめる推し活小説があったとは……物語って本当に怖いですねえ
- 2025年9月27日
- 2025年9月27日
- 2025年9月26日目には目を新川帆立読み終わった罪を犯した「本当は良い子」の少年たち。小堺くん、なんか陳腐と思ったら即「姉の証言」が出てきて変わったり、色んな面が見えたり。ミステリとしての完成度が高い〜すげえ〜少年犯罪に対する思いも乗せられていて、でもエンタメもあって。ほわあ、すごいなあ
- 2025年9月26日
- 2025年9月26日
- 2025年9月25日同志少女よ、敵を撃て逢坂冬馬読み終わった
- 2025年9月25日
- 2025年9月23日
- 2025年9月23日
- 2025年9月23日苦役列車西村賢太読み終わった私小説家といえば。冷凍倉庫で日雇い仕事を続ける北町貫多と、フツーの専門学生の日下部。日下部をブルジョワだと嫌悪しつつ憧れつつ劣等感と怒りでめちゃくちゃになるんだけど、日下部ってフツーの若者なだけで全然嫌な奴じゃないよねという客観視もあっておもしろい
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