
🔖ぼう|読書記録
@book_25
2025年9月3日

スペードの3
朝井リョウ
読み終わった
自分のダメなところや弱いところを自覚しながらも、それを隠すように覆うように生活してきた女性たちが、あることをきっかけに変わるためのカードを切り出す物語。
劣等感や窮屈さを言語化されすぎて、読んでいてもう胸が苦しくなりました…。
特に小学・中学時代独特の雰囲気、女子同士の立ち位置が鋭く描かれていて、「わかる…」と共感してしまうポイントがたくさんありました。
朝井さん凄すぎ!!
また、3人が同じ世界線で生きている設定だけど、ある人から見てすごいとされている人でも、「自分には何もない」と劣等感を抱えていていて、人ってどこまでいっても満足できないのかもしれないとふと思ってしまいました。
対面でのコミュニケーションだけではなく、ネット上でのコミュニケーションや評価もつきものになってしまったぶん、他者と比べて自分を低く見てしまいがちだし、自分もそのうちの1人だけど、登場人物たちのように変わるための決心ができる人になりたいと感じました💭



